遠赤外線の詳細
遠赤外線とは
- 遠赤外線は電磁波の一種で、4〜1000μmの波長領域のものを指し、育成光線とも呼ばれています。遠赤外線は電気極性を持つ分子(水分子等)に運動エネルギーを与え、分子に振動エネルギーを与えて運動を活性化させます。(励起現象)遠赤外線を受けた分子は他の分子と衝突し、その衝突した際に熱が発生するのです。遠赤外線は、分子に自己発熱をひき起こす電磁波として知られています。
- 遠赤外線は電磁波であり、熱ではありません。有機物に吸収されやすい電波で吸収されることで熱に変わります。熱の3つの伝達方法(熱伝導・対流・放射)のうち、遠赤外線は放射による伝達となります。なので、物質の表面を温めることではなく、物質の内部を温めることになります。
- 太陽光線にも遠赤外線が含まれており、縁側などで日向ぼっこをしていると体がじ〜んわり温かくなるのはそのせいなのです。
遠赤外線と人との関係
- 人間の体に遠赤外線を放射すると、体を構成する分子に運動を起こさせます。遠赤外線の波長にはマイナスイオン(エレクトロン)を有しており、このマイナスイオンが分子に吸収されることで、原子核のプラスイオンとの間で励起現象・共振現象が発生、そして次々に隣の原子に拡散していくことで細胞全体が活性化していくのです。細胞が活性化されると血流が良くなり新陳代謝も促進されます。血行・新陳代謝の促進による温熱効果により、皮下深層部の温度が0.8〜2.0℃程度上昇します。
遠赤外線と美容
- 遠赤外線の温熱効果で、ゆっくりと体が温まり、じんわり汗をかくことは美容にとっては良い効果があると言われています。じんわり汗をかく場合には、汗腺を流れる汗の成分から必要なミネラルを発汗の途中で再吸収することができます。汗として体の外に出て行く水分には体に不要のものしかなくサラサラな汗となります。サラサラの良い汗をかくことで、お肌ツヤツヤの素肌美人になることができますし、免疫力も促進し健康的な体になることもできるのです。